過活動膀胱とは
突然トイレに行きたくなり我慢ができなくなる(尿意切迫感)、トイレまで我慢できず漏らしてしまう(切迫性尿失禁)といった症状が現れるのが特徴です。
意志とは関係なく、膀胱の筋肉が収縮することで起きるようになります。
過活動膀胱の原因
加齢や精神的ストレス、前立腺肥大症や閉経による女性ホルモン(エストロゲン)の減少や骨盤臓器脱による膀胱の機能的変化などによって、膀胱の尿量を感知するセンサーが過敏になることで発症することがあります。
過活動膀胱の治療
原因となる疾患がある場合は、その治療が優先されます。
その上で、膀胱の異常な収縮を抑える薬剤(抗コリン薬やβ3作動薬)が用いられます。
また、下記を組み合わせることで、より効果的な治療ができます。
- 生活習慣の改善
- 偏食・過食の見直し、減量、禁煙
- 行動療法
- 水分摂取量や摂取時間の調整、アルコールやカフェインの制限
- 理学療法
- 骨盤底筋の訓練、膀胱訓練(尿意があっても排尿を我慢する訓練で、膀胱本来の機能に近づける)